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シリア情報 生活

郵便物の送り方(日本→シリア)  PART2

関税についてですが電化製品や本、洋服は容赦なく高いです。
聞いた話ではJICAの方が小さい電機炊飯器を送ってもらったそうなのですが
100ドルも取られたそうです。
なので、これらは箱の下のほうに入れてもらい、上のほうに関税の安い
日本食等を乗っけてもらい、隠しましょう。
また届いて一ヶ月以経過すると保管料がかかるので早めに取りに行きましょう。
(この話は後ろの失敗談で書きます)

2キロ以内はエアメールもEMS,航空便でも大使館に届くのですが、たま~に
エアメールで送られてきたが大使館の届かず航空便やEMSのように受取書が
来ることがあります。
そのときも同じくヒジャーズ駅近くの中央郵便局の方に受け取りに行きます。
またこの反対に2キロ以上のものがラッキーに大使館に届いていたりもします。
しかし、大使館で受け取るにしろ、郵便局で受け取るにしろ、いずれも関税がかりますが
大使館で受け取るほうが、関税が少なくて取りに行く手間も省けます。

私が日本から出てくる際に、沢山荷物を送ったわけですが、
あまりの荷物の多さに、船便を使ったのですが、これは本当に失敗でした。
というのも、6ヶ月かかりました。

日本の郵便局のほうでは3ヶ月で到着するといわれたのですが、
4ヶ月経ってもこないので、日本の郵便局に問い合わせると

「船便って色々なところに寄港していくので、間違えてどこかで下ろされて
雨風にさらされて、あて先も読めなくなって海に捨てられるケースもあるんで、
4ヶ月待っても来ないって事は、捨てられちゃったんですかね~?」

なーんて、てめぇらそんなんで民営化できるのかよ!?っていう無責任な言葉をはかれました。
何度も探してもらえるように依頼をしたのですが、

「荷物を運んだ船会社っていうのは郵便局が委託している会社で直接探せない。
シリアの郵便局とは国交がないから紛失した場合には探せない。
諦めて保険金を受け取れ、この後もし1年後とかに船便が届けばラッキーじゃないか!」
ってまぁ散々に言われたわけです。

私は洋服から本から調味料などなどこっちで長期居座るつもりで
ほとんどの私物を送っており1箱につき20000円弱の保険金じゃとてもカバーできるものではなかったし
しかも、こんな風になるっていう可能性があるのなら、なぜ送る前に一言そういう可能性があると
言ってくれなかったのか?送る前に何度も郵便局に行って、本当に大丈夫かどうか、何度も
確かめたのですが、『大丈夫です。届きます』って言って、こういう危険性については
何も教えてくれなかったのです。

このやり取りも母親を介してやっていて、担当者と直接連絡を取りたかったのですが
担当者のほうが
「国際電話は高いし、カスタマーと直接連絡するのは禁止されている」といって
連絡を取ってくれず本当、イライラしました。

この後私は身体を壊しに日本に一時帰国し、直接K江郵便局に乗り込み
事情を聞くのですが、一度捜索した結果、所在不明で諦めろって勢いで
すでに保証金受け取りの紙を用意されてありましたが」
「そんなんじゃ、納得できん」と、再び捜索願をかけ、川崎郵便局のほうが
船便の担当らしいので、そこにも連絡を取りプッシュ。

で、シリアに再び行く前に、結果が分かりました。
船会社が言うには3月上旬にシリアに到着していたのですが
シリアに郵便局が引き取りに来ずに船会社の倉庫に置き去りにされていたそうです。
で、下旬になって取りに来て郵便局のほうにあるが、すでに保管期間1月を過ぎているので
保管料を払わないと渡さないってな、状況。
(ちなみに私が日本に帰ったのが3月上旬でシリアに再び戻って来たのが4月末。)

なんで、半年も待たされて保管料まで私が払わにゃならんねん!!
日本の郵便局のほうで負担しろ!って言ったんですが
「言葉が通じないので無理です。自分で交渉してシリア側に払わせてください」
と、もう係わり合いになりたくない様子。

シリアに戻りすぐに不動産屋と一緒に郵便局に行って、事情を話したのですが
「払わないなら、渡せない、そしてどんどん保管料がかさむ」ってまぁ悪魔のような言葉。
しぶしぶ保管料40ドルプラス関税となったのですが、
何せ20キロ×6箱なんで、郵便局員も面倒くさがってチェックする気なし。

「この中身何?電化製品入ってない?」って聞かれたのですが
『日本食と、洋服だけ』って大嘘ついて関税が40ドル。
合計80ドル払っておしまい。
きっと不動産屋が居なかったら、5倍以上は払う羽目になっていたと思われ感謝感謝。

ってなことで、私は日本&シリアに郵便局は大嫌いです。

 

E.YASUFUKU

Last Update : 2003/06/13

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