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シリア情報 生活

郵便物の送り方(日本→シリア) PART1

残念ながらシリアでは郵便物を自宅まで届けてくれるという制度はありません。
第一、 れっきとした住所って言うものがないです。私の家の住所も
「メッザビラート、ガラビーヤのムハンマディモスクの近く」っていう、漠然としたもの。
このモスクの近くにいったい何件家があると思ってんねん!?って感じです。

ではどうするかというと各自が私書箱を持っているのです。
(各自というよりは恐らく友人同士とかでシェアしていると思われます)

私達日本人はありがたいことに大使館のPO.POXを使わせてもらっています。
ということで、こちらにいる日本人に荷物を送るときは
Syria Damascus Embassy of Japan p.o box 3366
これプラス、名前ということになります。

一番早い送り方は普通のエアメールで2キロまでの荷物なら送ることが出来ます。
しかしこれは保険金が掛けられず、高いもの送って無くなったときの保証がききませんが
無くなったということは私は聞いたことがないし、これが一番早くて確実だと思われます。
期間は5日~1週間で届きます。

他にEMSという国際特急小包があります。これは30キロくらいまで送れるのですが
値段はエアメールの2倍以上かかったと思います。
これは保険金が掛けらるのですが、時により届くまでになぜか2週間くらいかかってしまうときがあり、
(こういうもので送ると、シリア側も何が入っているんだ?とチェックを入れられ止められているようです)
私はお勧めできませんし、嫌いです。
これも早ければ5日~1週間。チェックが入れば2週間以上かかるときがあります。

この真ん中が普通航空便で、これも大体1週間前後です。

上記に示したように私達は大使館のPOBOXを使わせてもらっているのですが
大使館には2キロまでの荷物しか届きませんそれ以上の荷物は受取書の紙しか大使館に届かず
自分達で荷物を受け取りに行かなければ行けません。

EMS,航空便、船便はすべてヒジャーズ駅近くの中央郵便局に取りに行きます。
またこの受け取りが恐ろしく面倒でうんざりします。おえ。
まず、この郵便局が市内から遠い。(うちからは歩いて5分だけど♪)
で、営業時間が朝8時半から12時半まで、となっていますが、
実質は9時過ぎから12時前までに行かないと「明日」って言って追い返されます。

まず大使館でもらった受取書とパスポートを持って行きます。
で、紙を渡し、ボスみたいな人の部屋に行き名前を確認してサインをもらいます。
(このサイン2秒で終わるのに、「どこから来たの?なんて名前?
お茶飲んでいかない?JICAか?」毎回同じ質問。
で紅茶が運ばれ紅茶を飲み質問が終わるまでサインしてもらえず、ここで20分のロス)
で、他の場所に行き、さらにもう一度サインをもらい、最初の場所に戻り
荷物を見せてもらい名前の確認。
で、また違う人の部屋に荷物をもって行き、目の前で荷物を開けられ
中身のチェックをします。目の前の開けられるので取られる心配はありません。
で、ここで関税を計算されて取られるのですが、これがまた曲者。

その日のおっさんの気分により値段もまちまちだし、
外国人が一人で行くと法外な値段を取られる可能性大です。
なので、シリア人と一緒に行くことをお勧めします。
(これはシリア人に言われた周知の事実です。
(現地人はあからさまに安いのに外国人からは容赦なくぼったくります。
そこで、「高い」とか言うと『日本人のくせに、どうして高々10ドルくらい払えない?』とか
ムカツクことこの上なし)

この関税の計算書を持ってまたボスのところへ。
で、サインをもらい、別の場所で計算書とパスポートを提出しお金を払います。
で、一番最初のところで荷物を受け取り、もう一回計算所に行って帳簿にサインをして
ようやく終わり。
早くても1時間弱はかかります。

PART2に続く

Last Update : 2003/06/13

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