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家の借り方PART2

さて、家が決まったら早速契約となります。
大抵の大家が3ヶ月、6ヶ月、1年分の家賃を請求してきます。
もちろん長ければ長いほどディスカウントも利きます。
たとえば、マンスリーで払えば400ドルだけど、1年一括なら月々に直すと280ドルなど。
でも、長い=家の問題も増えてくるわけで、一概に一括が良いとは言えません。
また、中途解約の場合はもちろん、全額返って来ません。
(私はこのためにここから出られない)
かといってマンスリーも毎回毎回大家と顔をあわせなければいけないと
面倒くさいことも多いそうです。

また契約時にデポジットとして電気代を請求してくる人もいます。
なぜかというと、この国では電気、電話料金は2ヶ月ごとで、翌々月にならないと
請求書が来ないからです。
たとえば、1~2月の料金を3月末に払うことになり、
出て行ってしまった外国人から請求することが出来なくなってしまうからです。
ちなみに水道代は3~4ヵ月に一回の支払いだそうです。

ベストとしては家賃に電話、電気、水道代を家賃に込みにしてもらえば
家を出るときに金のことで揉めることもないでしょうが、なかなかこの形式を
とってくれる人はいないです。

この他に不動産屋に仲介料として1年分の家賃の5%を払います。
(この仲介料はまちまちです。10%といってくる人もいます)
ちなみに不動産屋はカスタマーから5%の仲介料+大家からも10%の手数料がもらえるそうで
ぼろもうけやん!って感じです。

この後、契約書を書くことになりますが、出来れば、英訳してもらうことが望ましいです。
アラビア語で書かれても何がなんだかさっぱりです。
この契約を書くときに、誰か信用できるシリア人(大家とも不動産屋とも接点のない人)
を連れて行って、一緒に観てもらうと良いでしょう。
しかし、この契約書には家賃が安い金額で書かれます。
というのも、TAXの関係でわざと安く書くそうです。
他の紙OR領収書に本当の金額と大家&不動産屋のサインをもらっておくのも
一つの手です。
とにかく念には念を入れるのがアラビックウェイです。

お金が解決すれば、次は警察に登録です。
まず大使館に行って「在留証明書」を発行してもらいます。(500SP)
その後、ムハージリンという地区のウィザーラハーリジーエ(外務省)に行って
この紙に収入印紙を押してもらいます。
この手続きが無いと、警察で受け付けてもらえないので、必ず収入印紙はもらって下さい。

在留証明書と写真5枚を持って不動産屋と大家と一緒に所轄の警察に行き登録をします。
黄色い紙に5枚くらいサインをして終わりです。
この紙は契約書同様大事なので必ず取っておくこと。

以上で終了ですが、必ず何かしら問題が起きるので、そのときは不動産屋を呼びましょう。
直接大家と話すのは避けたほうが良いです。
そして必ずそういうときにカスタマー側に立ってくれる不動産屋を選びましょう。
聞くところによると問題が起きた場合は、不動産屋は大家側にたつ場合が多いそうです。

ちなみに私の懇意の不動産屋を紹介しておきます。
メッザに住むのなら、彼のオフィスを通すと良いでしょう。
彼は問題が起きると私達側に立ってくれるので助かります。
(まぁメッザは高いからたんまり貰っているので当たり前といっちゃ~当たり前です)
メッザガラビーヤの相場は最低でも月200ドル以上です。

名前 ムハンマド ムグラビ
場所はメッザの警察署の近くです。
電話 6619236 モバイル 093-334770

E.YASUFUKU

Last Update : 2003/01/16

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