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[Tabi-ML:95] 《田舎のトルコ巡り5》(第5話)スユメラ修道院
こんにちわ、Tosi です。
トラブゾン周辺の名所にスユメラ修道院があります。今日はその修道院へ行く話です。
では、旅行記「田舎のトルコ巡り」第5話をどうぞ。
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《田舎のトルコ巡り5》(第5話)スユメラ修道院
さて、化け物女に腕を捕まれた翌日、トラブゾン近郊最大の見所、スユメラ修道院へ
行くこととした。スユメラ修道院は昔この地に住んでいたキリスト教徒がイスラム勢
力に追われ、信仰を続けるため、断崖絶壁の岩山の上につくった修道院だという。ト
ラブゾンの街から50kmほど離れた山奥にあるため、バスか乗合タクシーで行くしか
方法がない。
ここで僕は迷った。1日2本しかないバスなら600,000トルコリラ(もうひと桁、多か
ったかも?)、乗合タクシーはひと桁多い7,500,000トルコリラ(TRL)である。
〈注:トルコのお金はゼロがやたら多いのでびっくりするが1,000,000TRL(百万トル
コリラ)でわずか約118円なのだ。〉
現地価格ではだいぶ高いけど、まあ日本円にしたらたいした値段でもないので、時間
の早そうな乗合タクシーを選んだのだったが、、、、 乗合タクシーは4人そろわな
いと出発しない。
昨日タクシーの親父は「明日9時に3人くるから、お前も9時に来い」と言ったのだ
が、その3人はいつまでたっても現れない。
僕 :「あの〜、他の3人は〜?」
運転手:「う〜ん、まあ茶でも飲んで待ってろ」
と運転手はチャイを驕ってくれた。でも3人は現れない。
僕 :「あの〜、?」
運転手:「おお、まあたばこでもどうだ」
今度はたばこを差し出した。でも3人は現れな
はたして一時間経っても他の客はやってこなかった。もうバスも行ってしまった。
運転手:「あのさ、4人分払えば出発してもいいんだけどなぁ」(ニヤリと薄笑い)
僕 :「つまり30,000,000TRLかい?」
運転手:「そうだよ。」
しまった。これはやられた。最初から他の3人なんてくるはずもなかったんだ。お茶
だのなんだので、競合しているバスの出発時間までひきとめられてしまった。
もはや他に方法はない。しぶしぶ承諾すると運転手の薄笑いは満面の笑みに変っていた。
結果として、今回の旅行中もっとも高い料金を払って、タクシーをチャーターするは
めになっっちまった。ちなみに30,000,000TRLがどれだけ高価であるかは、これが僕
の3日分の宿泊費に相当するといえばご理解いただけよう。(トルコでは、トイレシ
ャワー付の部屋が1泊10,000,000TRLで泊まれてしまうのだよ。安いね!)
車は山に向かって進んでいく。途中から霧雨が降り出した。最初は快適だった舗装道
路も、やがて曲がりくねった山道へと変わっていった。
いくつものカーブを曲がり、やがて渓谷のなかのチェックポイントに辿りついた。こ
こで管理料2,000,000TRLを支払い、さらに林道を登っていく。
ものすごい急勾配であるが、車なので楽勝。やがて渓谷の切れ目から、はるか上方の
断崖に修道院が見えた。信じられないような絶壁に修道院はへばりついていた。車は
修道院に向けて狭い林道を登って行く。
すると、突然車がストップした。「なんだろう」と思うと、、、 林道が崖崩れでふ
さがっているのだった!! ここまで来て修道院に行けないのか? 僕は愕然とした。
すると運転手はおもむろに車を傍らに停車させ「こっちに降りて来い」という。どう
する気だ。
山深い渓谷には、渓流の音が響き渡る。あたりに人家はひとつとしてない。その渓流
にむかって運転手と僕は歩いていった。しばらくすると、小さな橋が見えてきた。そ
の先には獣道ていどの登山道がみえる。はるか上空の修道院に向かって、ここから山
登りがはじまった。
霧が時折小雨と変わるなか、僕らは修道院をめざす。30分ほど登っただろうか。突
然目の前に荘厳な修道院が現れた。急峻な断崖に、ひっそりとたたずむ修道院は感動
的ですらあった。
運転手は息はハーハー切らしている。まぁこれだけ付き合ってもらったなら30,000,0
00TRLも高くはないなと自分を納得させつつ、修道院をあとにした。
(続く)
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PS:今日はオフ会、楽しみだ〜。